大御影山の地名は国土地理院の地図に名称は記されていない。ただ950mのピークの標識があるのみである。最初に登ったのは45
年前のことであるが、これは「山の想い出−若狭越え」に書いた。2回目はマウンテンバイクで登った。ウワミズザクラが満開だったから
季節は5月だったかな。河内谷林道から稜線の峠、そして稜線沿いのほとんど平らな登山道を自転車で走った。半分くらいは乗ったまま
行けた。
今回は3度目である。山の会からの募集で、貸切バスを仕立てての山行である。今津ビラデストから出発する。平池のカキツバタは盛
りは過ぎているようだが、まだ花を開いている。しかし、近寄れないのが残念だ。
今回通る近江坂は昔の街道で、近江今津から若狭の倉見までの尾根道のようである。
この日は変な天候だった。最初登り初めにパラパラと雨が降ってきて、一同雨具を着けるとすぐに止んだ。また雨具を脱いで歩き始める。
稜線に取り付くまでの登りの道はコアジサイの花盛りである。ササユリ、エゴの木、ヤマボウシも白い花を咲かせている。稜線のなだらかな
道を歩いていると、雷が鳴りだした。落雷を心配しながら歩くが、樹林帯の中の道であるからあまり危険性はないのだろう。
昼頃、突然の豪雨。全員レインコートを着て昼食。昼食を終えると、雷雲は去りもう梅雨が終わったと思わせるような青空となった。雨上が
りの爽やかな稜線を大御影山を目指す。サワフタギ(タンナサワフタギ?)の白い花も目につく。
山頂に到着後、記念写真を撮って早々にもとの道を引き返す。
帰りのバスの中は、大宴会となる。楽しいバスツアーでした。 |