2月最後の週末、寒がりの家内を無理矢理引っ張って上高地ハイキングに行ってきました。
2/26(日) 夜通し高速を走って、早朝今夜泊まる荒巻温泉に到着。 宿の車で釜トンネル入り口まで送ってもらう。トンネル内は意外に上り勾配がきつく息が切れる。幸い
家内は元気に歩いてくれる。トンネルを出て、アイゼンをつける。雪は少なく、よく固まっていてトレースもはっきりしている。これではせっかく持ってきたスノーシューは出番
がないかも。バス道を通って、とりあえずカッパ橋を目指す。今日は、曇り空で穂高は雲の中である。
カッパ橋に到着してしばらくすると、対岸の歩道をチラホラとハイカーがやってきた。昨夜このあたりにキャンプしていたのは数名のようだ。カッパ橋上流の景色を楽しん
で、ここから引き返すこととする。帰りはせっかく持ってきたのだからスノーシューを着ける。家内は初めての経験に面白がって歩く。平らな場所で、雪は堅いのだから楽な
ものである。
帰りは遊歩道をたどる。薄日が差してきて、対岸の霞沢岳の岸壁が姿を現す。20名ほどのツアーハイカーと出会う。今日の上高地に入ったのは全部で3,40名ほどだろ
うか。田代池で記念写真。
大正池まで帰ってきて振り返ると、一瞬前穂が姿を見せてくれた。
坂巻温泉の露天風呂で冷え切った体を温めて、なかなか美味な夕食で一杯やる。昨夜はほとんど寝ていないので、布団に入るとたちまち爆睡したようである。
2/27(月) 朝風呂に入り、見上げると快晴である。もう一度上高地に入るかと考えるが、それほどのことはないかと宿の主人が勧めてくれた新穂高ロープウェイに乗ることに
する。
120人のりのゴンドラは、日本人、中国人の団体ツアー客で一杯である。展望台に出ると−15℃とのことで震え上がる。正に西穂がどっしりと聳えている。西穂山荘もよく見
える。槍ヶ岳、焼岳がわずかな間顔を出す。笠ヶ岳はとうとう雲から出てこなかった。
平湯まで引き返して、平湯大滝を見物する。今年は結氷がもう一つだとは駐車場の管理人の弁。しかし、初めて見る我々にとっては豪快の一語に尽きる。夜は照明を当てて
カラーが美しいらしいが、天然のアイスブルーで十分である。
後は高山でそばを食べて、東海北陸道で帰阪した。途中、荘川あたりの雪山の景色はまさに川合玉堂の画を思い出させるような景色だった。
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