新潟の山々(2013.05)
ゴールデンウィーク、山仲間6名で新潟まで走り、四つの山に登ってきました。それぞれ私はあまり聞いたことのない山でしたが、残雪期の山を毎日1000mほど上下するのはなかなかきつく、この歳ではついて行くのがやっとでした。幸い天候に恵まれ、毎日快晴でした。
第一日目:青海黒姫山(1221m)
糸魚川近くの石灰岩の山でカタクリの群落の中急登が続くのですが、山頂から見ると西に栂海新道の尾根が連なり、北には日本海の青海原、東遙かに雨飾山・海谷山塊が見え素晴らしい景色でした。残雪の上に新雪が積もっていて、アイゼンの効きが悪く下りは怖い思いをしました。
第二日目:粟ヶ岳(1293m)
守門・浅草岳の北側に位置する山で、新潟平野から美しい姿を見せている。加茂市側の登山口から登る。稜線までの登りでは、雪椿、タムシバの花が美しい。稜線に出るとイワカガミ、イワウチワ、イワナシなどピンクの小さな花が花盛りである。砥沢ヒュッテまではハシゴやヘツリのある厳しい道となる。そこからから上は残雪だ。頂上から南に純白の守門・浅草岳が大きな山容を見せている。東のピークは御神楽岳かな? 山頂の方位板が変な間違いをしている。
第三日:二王子岳(1421m)
飯豊山脈の支尾根の上にあり、飯豊展望の山として知られている。修験道信仰の山でもある。ふもとの二王子神社境内のキャンプ場から登り始める。綺麗な雪解け水の流れに沿って、キクザキイチゲ、ミヤマカタバミ、スミレサイシンが開いている。今日のコースは長いがなだらかである。一王寺神社からは深い残雪の中を歩くが、登山者も多くよく雪がしまっていてツボ足で快適に登ってゆく。頂上からは北俣、門内、朳差等の飯豊山脈北部の山が胎内川を挟んで正面に連なっている。ここから尾根を辿れば門内岳まで繋がっている。二日ほどで縦走出来るかな?
第四日:米山(993m)
「米山さんから雲が出た・・・・」の民謡で有名な山だ。頂上には薬師堂があり信仰の山としてよく登られているようだ。今日中に帰阪しなければならないので半日コースの山としてこの山を選んだ。西側の大平部落から一気に登る。頂上まで2時間。今日は霞がかかっていて、あまり展望はよくない。目をこらすと、南の頸城山塊、志賀高原、東の越後駒ヶ岳辺りが微かに見える。残念ながら佐渡島は見えない。
青海黒姫山
粟ヶ岳
二王子岳
米山