称名滝と大日岳(立山)登山 (2007.10)
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称名川とナナカマド

弥陀ヶ原から大日岳を望む

八郎坂紅葉

八郎坂から見る称名滝

称名滝

大日平の紅葉

薬師岳遠望

大日岳の登り

大日平と弥陀ヶ原(谷の向う)

大日岳からの剣岳

雲海落陽・白山遠望

朝日に映える毛勝三山

大日縦走路(七福園)

奥大日岳

大日岳と大日小屋を振り返る

北アルプス展望(薬師・笠・槍)

剣岳

立山と室堂

クロマメノキ・チングルマ紅葉

みくりが池に映る立山

朝、立山駅に下り立つと土砂降り。今日の予定は称名滝から大日岳だったが、元気がなくなる。室堂まで上がって温泉に入って一日のんびり

するか。ところがバスが弥陀ヶ原を登っている頃から雨が止んで日が漏れてきた。そこで、最後の日程であった弥陀ヶ原を下ることにする。

室堂辺りは20センチほどの積雪。立山は真っ白である。称名川に沿って天狗平に向かう。この辺りは紅葉はもう終わっていて、残っている

のはナナカマドの赤い葉だけである。天狗平からは山沿いの旧道を弥陀ヶ原へと下る。雲が切れると大日の稜線がくっきりと現れる。名残の

紅葉を楽しみながらのんびりと弥陀ヶ原を下り、弘法から八郎坂を称名滝へと下る。急坂であるが、ここからの滝の眺めは素晴らしい。前日の

雨で水量はたっぷり、ネハンノ滝も十分な水量である。滝の上部は今紅葉の真っ盛り。称名園地に降りてきたときにはもう夕暮れであった。

 休憩所の屋根の下にテントを張る。夜中、激しい雨の音。

 朝起きると、快晴。称名滝を十分に楽しんで、大日岳に登り始める。このコースを上りに取るか下りにとるか考えたが、テントを担いで下るのは

痛めている膝に酷だろうと登ることにしたのだが、1500mの登りも楽ではない。大日平への登りの途中から昨夜の雨は雪となったらしく雪が

現れ、紅葉と雪の混じった景色が素晴らしい。空は抜けるような蒼色で雲一つ見あたらない。大日平小屋あたりで10〜20cmの積雪。この辺

で数グループの登山者に追い越される。健脚者は室堂まで一日で縦走するつもりらしい。ここからは山頂まで急坂の登りとなる。登るにつれて

眼下に大日平、称名川の割れ目を隔てて弥陀ヶ原、遙か彼方に真っ白に輝く薬師岳が聳えているのが望まれる。昼過ぎ大日小屋着。正面に

聳える剣岳に思わず息を呑む。大日岳に登ると、剣から立山の稜線が新雪に輝いている。南には薬師、笠、水晶、槍など北アルプスの主な山

が全て見える。今日はこれ以上進んでも仕方がないので、小屋の陰にテントを張りのんびりとヒナタボッコをして午後を過ごす。夕方、西に夕陽

が雲海に沈む。白山のシルエットが遙か彼方に浮かぶ。

 今朝は昨日の雲海がすっかり消えて、雲一つ無い快晴である。眼下に富山平野が見える。今日はのんびりと奥大日を越えて室堂まで縦走す

る。景色は写真の通りである。昼過ぎ室堂到着。みくりが池温泉で汗を流して今回の山行はお終い。