中国・黄山 (2005.03)

登山ケーブルから

霧に沈む懸崖の松

黄山雲海 1

黄山雲海 2

黄山雲海 3

眼下の岩峰

飛来石遠望

飛来石・眼前の岩峰

飛来石

飛来石からの眺望

天都峰(左)と蓮花峰

 

岸壁の道

九龍峰落日

黄山の日の出

獅子峰(左)と石猴観海

 三月末、ツアー旅行に参加して黄山に行ってきました。大阪から杭州まで直行便、杭州から高速道路で黄山観光の基地である屯渓まで一日で入れるようになり大変便利になりました。黄山は1864mの蓮花峰を主峰としてすべて花崗岩からなる山脈です。麓からは3本のケーブルによって山上に至ることが出来、山上には立派な遊歩道が作られていて散歩気分で観光できます。最高峰の蓮花峰は写真のように少し険しく今回のツアーでは見るだけとちょっともの足りなさもありました。

 山上には、なかなかのホテルが何軒もあり、料理も予想以上に豪華でした。雇用を増やすためでしょうか、何本もケーブルがあるにも拘らず物資の上げ下ろしは全て強力によるボッカによっています。それと、驚いたことにどこにも地図が売っていないことです。これもガイドなしでは歩かせないようにしているのでしょうか。

 山上のホテルで2泊してゆっくりした旅でした。初日は深い霧で何も見えず、2日目は日の出は見えませんでしたが朝の雲海に浮かぶ峰々はまさに水墨画の世界でした。その日の夕方と翌朝の日の入り、日の出は雲が多く最高のものとはいえませんでしたがまあ見えただけでよしというところでしょうか。

 ここは昔から名山として知られており、多くの漢詩も詠まれているところなので、小生も一つと意気込んでいたのですが、ここまでばっちりときめられた景色では一言も出てこず、まさに「黄山や、ああ黄山や、黄山や」というばかりでした。