大峰のオオヤマレンゲ 2006

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ブナ林で一服

狼平吊り橋

狼平

ショウキラン

オニノヤガラ

オオヤマレンゲ

オオヤマレンゲ

明星ヶ岳尾根の森林

明星ヶ岳尾根の森林

ムキタケ?

稲村ヶ岳を望む

 

 七月初旬、去年入会した山の会の仲間と一緒にオオヤマレンゲを見に大峰の弥山に登ってきました。例年は一人静かにというか、寂しくというか、登っていたのですが、今年は十人程で登り賑やかなことでした。弥山には行者還峠まで車で登ると日帰りできるのですが、今回は川合から昔ながらの登山道を辿り、狼平で一泊しました。この道は一番最近は3年前の一月、雪の中を辿ったのでしたが、緑のブナ林もまた一段とすばらしいものでした。梅雨時でもあり、天気予報も雨で、覚悟していたのですが、幸い曇りで余り暑くなくやれやれでした。

 狼平の避難小屋は混雑していましたが、何とか場所を確保でき、賑やかなお酒盛りで「ああ、こういう山登りも楽しいものだなー」と思いました。

 翌朝は小雨の中、ショウキラン、オニノヤガラなどというちょっとばかりグロテスクなランを見ながら弥山に登り、八経が岳との間のオオヤマレンゲの群生地の到着。相変わらずの鹿の食害で柵の中だけでの花盛りという情けない状態でしたが、それでも可憐な花をいっぱいにつけていました。早朝のためか、雨天のためか花はほとんどつぼみの状態で、中の美しい仏様が覗けるのはわずかでした。

 今回は明星ヶ岳から新しくできた周回コースを狼平の方へ下りました。小雨の中、苔を敷き詰めた森林は大台ヶ原にひけをとらない幽邃さでした。

 狼平に帰り、冷やしソーメンで昼食。元の道を下ったのですが、午後からは晴れとなり、じりじりと焼き付けられながらの下りとなりました。