岡山・和気アルプス(2006.4.9)

和気富士 コバノミツバツツジ 白いコバノミツバツツジ

吉井川遠望 流紋岩の尾根道 穂高山

ザイテングラード ザイテングラードで憩う岡山の仙人 山桜


 山陽新幹線の車窓から見る姫路・岡山あたりの山の景色はちょっと変わった感じがする。あまり高い山は無いし、杉、桧の植林が無く、痩せた岩山に背の低い赤松が生えているばかりである。以前からちょっと歩いてみたい気がしていたのであるが、どこを歩いたらいいのか分からなかった。この度、山の仲間で和気アルプスハイキングの催しがあったので、これ幸いと参加した。岡山の仙人、クロゲンさんの案内である。
 「和気アルプス」はJR山陽本線和気駅の前に広がる流紋岩の山塊である。標高は最高の神の上山でも370mほどとまったくたいしたことはないのであるが、岩稜を辿る山道はちょっとした高山の趣がある。地元の方が登山道の整備に努力されて、穂高、ジャンダルム、バットレスなど楽しい地名がつけられている。
 コースは駅前の小山、和気富士の登りから始まる。コバノミツバツツジの花盛りである。20分ほどで頂上、眼下に吉井川がゆったりと流れている。ここから、背の低い赤松と杜松(ネズ)の中の尾根道を辿る。やがて、見晴らしの良い観音山にでる。これを過ぎると次は穂高山。正面に竜王山の岩場が雄大である。ちょっと、竜王山を往復する。
 昼食後、最高峰の神の上山を目指す。尾根を辿れば簡単であるが、ザイテングラードの岩稜を登ることにする。一度、ほとんど登りはじめの標高まで下り、岩稜に取り付く。フリクションがよく効いて快適に登れる。登りきれば、なだらかな尾根を神の上山へと辿る。ツツジ、山桜、藪椿が美しい。ここから、尾根を引き返し、鵜飼谷温泉に下り今回のハイキングはお終い。