今日は屋久島最後の日。快晴である。
 最後のおまけとして、モッチョム岳に登ることにするが、おまけにしては登り3時間、下り2時間のきつい登山であった。荷物を持たなくて良いので助かった。
 頂上からは、眼下に尾之間の集落がよく見える。昨夜の民宿の屋根まではっきりと見分けられる。海岸は波がまるで島を白いレースで囲んでいるようである。
 後ろの耳岳、割石岳へは巨大な花崗岩のスラブが続いている。
 
 島のそれぞれの部落の人たちはすぐ裏の山、モッチョム、三五岳、愛子岳などを前岳といって、毎年春と秋、岳参りといってその年の豊年の願い、収穫のお礼に登っていた。写真はモッチョム岳山頂の岳参りの祠である。冠をつけた神様の像が祀ってあった。また、奥岳参りといって、宮之浦岳にも参拝登山を行っていたらしいが、これらの風習もだんだん廃れていっているらしい。
島の焼酎に「三岳」というのがあるが、これは宮之浦、永田、黒味の三つの山(奥岳)を意味しているとのことである。