ヒカゲツツジの向山と水分れ公園(2009.04)

コバノミツバツツジ

ヤブツバキ

アセビ

水分れを見下ろす

ヒカゲツツジ

ヒカゲツツジ

ヒカゲツツジ

向山山頂

日本海・瀬戸内海分流

 四月中旬、家内を連れて兵庫県丹波市の水分れ公園と向山へハイキングに出かけた。ネットの情報によると向山のヒカゲツツジがもう満開になっているらしい。今年は例年より花が小さくて、数も少ない裏年のようだ。幸い、昨日の雨も上がり、今日は花も生き生きとしているだろう。
 向山は600m足らずの低い山だが、登り初めが標高100m」と本州で一番低い中央分水嶺の水分れ公園からなので、高度差は結構なものだ。しかもつま先上がりの急登で、たちまち家内の息が上がる。コバノミツバツツジ、ヤブツバキ、アセビ、スミレなどの花が迎えてくれ、苦しさを忘れる。稜線に上がると、いよいよヒカゲツツジのお出迎えである。上品なクリーム色のツツジであるが、キバナシャクナゲに近い感じもする。頂上に近づくと、大きな群落となっている。
 眼下には水分れが見下ろせる。写真手前の池から右端にわずかに見える林まで1kmほどの一直線の右手は由良川で流域で日本海に流れ、左側は加古川流域で瀬戸内海に入る。標高は最低の所で100mを切る。
 山頂の切り開きで、旧春日町側の平野を見下ろし、走る列車の音を聞きながら、ノンビリと握り飯をほおばる。
 気分の良い晩春の一日だった。