昨年、箕面の高山から能勢方面へ自転車で下っていると、向かいの妙見山系・天台山の南尾根の桜の群落が実に見事であった。それで今年は傍に
行って見たいと思いました。
能勢電鉄終点妙見口から初谷川を遡行する。ここを歩くのは何十年ぶりだろう? 日曜日ながらハイカーはほとんどいない。道ばたのヤブツバキが満開
だ。谷川に浮かんだ花びらが鮮やかだ。台場クヌギが一本。これは池田炭用の木だったのだろう。正面に霞のような桜の花が見えてきた。近寄ってみると
ピンクの強い小さな花びらだ。木は大きい。妙見山の辺りは野生のエドヒガンザクラが多いらしいのでこれもそうなのだろう。川沿いの林道は終わりになり
何度か渡渉を繰り返しながら登ってゆく。キブシ、ミツマタの花が盛りだ。
やがて、稜線のドライブウェイに出る。光明山はパスして天台山登り口までドライブウェイを歩く。山道に入るとサンシュユ(アブラチャン?)の黄色が鮮や
かだ。天台山頂から南尾根へ踏み跡を辿る。昨年見た桜があるとおぼしき辺りまで来たがあまり桜の木が見当たらない。今年は裏年かな?
桜の花だ。しかし高木で花は上の方にしか咲いてなくて見上げると霞がかかったようにしか見えない。まあ、それはそれできれいではあるのだが。山中の
エドヒガンは大木なので近くではこんな風にしか見えないのだ。対岸の山の桜は満開できれいに見えている。
急斜面の山腹を下り、余野川に出て今回の花見はお終い。 |