高島トレイル 後半
2017.11

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  5月連休の続きとして、高島トレイル後半を歩いてきました。3泊4日の予定で最後まで歩く予定でしたが、悪天候のため2泊3日で下山し、あと一日分が残ってしまいました。

11/16 保坂のバス停に下り立ったのが9:45。まあまあの天気だ。立冬も過ぎたが、まだ紅葉の残る保坂の集落を過ぎ、30分程かけて車道を歩き、高島トレイル水坂峠に到着。

     
保坂の寺院  水坂峠への道  青空 

 二の谷山へと登り出す。小さな流れに沿って登山道が上ってゆくが、近江今津駅で買ったペットボトルを1本持っているので、ここで水を汲む必要はないだろう。いつものことだが、歩き出しは調子が出ない。担ぐ荷物は10kgぐらいだろう。初冬とあって、山の木々はほとんど葉を落としているが、カエデの鮮やかな紅色のみが秋のなごりを留めている。 2時間かかってようやく二の谷山頂上。コースタイムでは1時間半。遅れているがこの歳ではこんなものか。なだらかな頂上からは湖北武奈ヶ岳が正面に聳えている。

     
 峠の登り口    
     
     
     
  湖北武奈ヶ岳遠望   山頂の標識

 ダラダラと尾根道を下って桜峠に到着する。ここから正しい中央分水嶺は西峰山・檜峠と続いているのだが、ここは自衛隊演習場と隣接しているためか、トレイルはショートカットして車道を行者山登山口へと向かう。途中小さな流れで今夜の水を汲む。ここから先、横谷峠まで水はない。日の長い時なら、横谷峠まで行けるかも知れないが、この季節では無理。行者山までも行けない。タラタラと緩やかな登りを登ってゆく。
 4時過ぎ、パラパラと雨が降ってきた。あわててテントを張ってもぐり込む。そう言えば今日は朝6時にサンドイッチを食べてから、何も食べていない。食べるの忘れていた。取りあえず、チョコレートのエナジーバーを1本食べる。甘さで頭がクラッとする。 

     
山稜を下る     
     
   琵琶湖遠望(竹生島が見える)  
     
桜峠   行者山登山口へ テント 


11/17 昨夜の雨は大したことはなく、夜中には止んで星空となっていた。寝過ぎて7時出発となってしまった。遅い足の小生にとって、1時間遅れは痛い。行者山頂上。木立の中で展望はあまりない。次の横谷峠へと急ぐ。今日は快晴とは云えないまでも青空が見えている。足の方もなかなか快調だ。近ごろは大体2日目が一番快調となる。

     
 日の出 行者山山頂  横谷峠 

 横谷峠から693mのピークまで250mの登り。ここからは駒ヶ岳山頂に向かって幅の広いなだらかな稜線が続く。ブナ林が目立ってきたが、全て葉を落としている。その中に深紅のカエデがチラホラと見えている。爽快な気分で歩く。稜線上に綺麗な水を湛えた駒が池が見える。この池の水なら飲めそう。
 駒ヶ岳山頂(780m)。若狭の野が見える。

     
    オオウラジロの木の実かな?(食べられる) 
     
     
     
ブナの樹林     駒ヶ池
     
山頂へ最後の登り    駒ヶ岳山頂 

 尾根道を西へと急ぐ。次のピーク、桜谷山。ここから急坂を下ると木地山峠だ。峠の地蔵さんに見覚えがある。昔、近江の木地山からここを経由して百里ヶ岳に登ったことがある。近江側に少しくだった谷川で水を汲む。あと1時間ほどしか歩けないから百里ヶ岳手前でキャンプだろう。

     
 若狭の野 百里ヶ岳遠望  奇怪なブナ
     
 山腹の秋色  ブナの樹林を行く 稜線を振り返る 
     
 朽木麻生の谷   木地山峠の地蔵 

 日が沈むと風が強くなってきた。尾根の上の適当な平地にテントを張る。風が強くて苦労する。

11/18 天気予報通り、やっぱり雨だ。霧雨で大したことはないが、雨具を着ける。5時半、ヘッドランプを付けて出発。
 一登りで百里ヶ岳山頂(931m)。小雨降る頂上は陰惨たる雰囲気だ。早々におにゅう峠へと急坂を下る。根来坂。ここは若狭と京都を結ぶ最短距離の道で鯖街道の一つだ。少し行くとおにゅう峠への舗装道路がすぐ横に出てくる。こっちを歩く方が楽そうだが、一応尾根づたいの踏み跡を辿るが、峠の切り通しで崖となっている。太いロープがぶら下がっているが、10m位ある崖をロープを頼りに下りる気はしない。バックして車道を歩くことにする。何だ、トレイルの標識はこちらについていた。
 次の目標はピーク803へ向かって下る。ガスで見通しが悪い上、地形が複雑だ。トレイルのテープを頼りに尾根道を辿る。この辺り、雨に煙る紅葉が美しい。美しい樹林帯の中のオクスゲの池を過ぎるとP803だが、ピークはパスして先を急ぐ。

     
 百里ヶ岳の一等三角点   百里ヶ岳の下り 
     
     
     
     


 ナベクボ峠。石碑が立っている。○○墓と刻まれているので、こんな寂しいところに埋葬されたのは木地師か行き倒れの旅人の墓だろうか。ここから一登りすると三国峠だ。地理院地図ではここも三国岳と表記されている。ここから先の西側は京都大芦生演習林でこちら側から下ってゆくことは許されない。
 雨がだんだん激しくなってきた。今回の山行はここまでにして生杉集落へ下ることにする。あと一日、日帰りで来春にでも残りをこう。林道に向かって雨で滑りやすくなった急坂を下る。この辺り紅葉が素晴らしい。

     
ナベクボ峠の墓標  ナベクボ峠  
     
三国峠からの下り     

 林道に出ると、雨は土砂降りとなり、その中を生杉のバス停まで4キロの道を黙黙と歩く。最終バスは1時間後だ。荷物の整理をすると丁度よい時刻となった。
 結局、今回の山行で出会った人は横谷峠で出会った工事作業員1名だけで、本当に静かな山歩きであった。