渡島・積丹半島サイクリング 2003秋


 今月はたいしたアウトドア活動はしなかったので、ネタがない。
 それで、過去の記録でHPにアップしていないものがいくつかあるので、それを引っ張り出してこよう。今回は2003年秋に行った渡島・積丹半島サイクリングである。もう15年も前のことで記憶が定かでないところもあるがご容赦を。当時、60歳。まあ。元気に走っている。

9/3 千歳空港に正午着。千歳側に沿って支笏湖通を上ってゆく。強い追い風で調子よく上れる。ここは二年前の今頃、北海道サイクリングの最終日を湖畔の有名なライダーハウスで泊まろうと夕暮れに上ってきたのを思い出す。峠から支笏湖を眺めた時、思わず息を呑むような豪華な夕陽が迎えてくれた。
 ライダーハウスの前を過ぎて、湖畔の道を美笛キャンプ場を目指す。苔の洞門入り口。ここも何年か前、ヒグマが出ないかとビクビクしながら谷を通り抜けて樽前山に登ったことがある。
 巨木の森を通り抜けると湖畔のキャンプ場だ。まだ、明るいのでしばらく巨木の森を散歩する。さて、テントを取り出すとアレッ、ポールが入っていない。仕方なくテントをひっかぶって寝る。

   
キャンプ場から見た恵庭岳  風不死(ふっぷし)岳と樽前山 
   
巨木の森  カツラの巨木 

走行ルート


9/4 早朝、快晴。対岸に上る朝陽がまことに美しい。

 


 7時出発。R276を西へと上ってゆく。美笛峠を笛滝トンネルで抜けると道は長流川に沿って下ってゆく。R276と別れてR453と変わる。三階滝の標識がある。ちょっと寄ってゆこう。小さいが美しい滝だ。水がきれい。北湯沢温泉。この辺り長流川の流れが美しい。

   
 三階滝 長流川


 有珠山と昭和新山が見えてきた。洞爺湖だ。湖畔でジンギスカン料理で昼食。
 きつい峠を越え、洞爺湖と別れて噴火湾側へと下る。通称、噴火湾だが実は噴火口ではないらしい。R37を西へ走り、長万部を目指す。ここから静狩までの30kmほどは海岸が険しく山中を行くので結構苦しい。有名な日本一の秘境駅があるのもこの下だ。所々から眺められる噴火湾が青い。

   
昭和新山と有珠岳   洞爺湖
   
 溶岩流 噴火湾遠望 


 長万部でR5と合流する。しばらく走り、国縫の海に突き出た面白い格好の港でテントをひっかぶって寝る。この夜、6万年ぶりの火星大接近とのことで明るく光っている。

 
 国縫の浜 ハマナス 

走行ルート


9/5 R5を南下する。交通量が多いのと、逆風に苦労する(当時、この辺りには高速道はなかったのではないかな?)
 大沼公園は見なくっちゃ。なかなかきれいな湖だ。一周してR5と離れて、函館には寄らず、上磯(北斗市)にまっすぐ南下する。海岸沿いのR228を走り、当別で男子トラピスト修道院を見物する。

   
大沼公園1  大沼公園2 
   
大沼公園3  函館市街遠望 
 
トラピスト男子修道院  トラピスト男子修道院  


 木古内町まで来て本日の時間切れ。天候が怪しいのでビジネスホテルに入る。
 夜から雨となった。
走行ルート


9/6 雨の中の出発となる。R228を松前に向かって走る。道は海岸を離れ山の中を走っているのだが、この辺りあまり記憶にない。千代の山・千代の富士記念館は海岸に出た所、福島にあったかな。
 海岸に出ると強風に見舞われるが、幸い追い風である。漕がなくても風に押されて時速20kmぐらいは出る感じである。白神岬。白波が立ち台風のようである。

 
  白神岬1 
   
 白神岬2 白神岬3 


 岬を廻り込むと風は穏やかになり雨も止んだ。松前に入る。坂を上って松前城、資料館、藩屋敷などを見学する。蠣崎波響の『夷酋列像図』が興味深かった(これは数年前大阪民博で実物を見たが、資料館のものは複製だったようだ)。

   
松前城  藩屋敷 


 江差に向かって北上する。海岸の景色が美しい。

 
 奧末橋辺りかな?
   
 海岸風景 ススキ原 


上ノ国手前の岬まで来ると江差の町が見えてきた。町を通り越して海岸に下りてテントを張る。夕陽がきれいだ。

   
 江刺市街遠望  江差海岸落陽

走行ルート


9/7 今日は頑張らないと積丹半島を廻れない。ひたすらに海岸沿いの道を走る。道はいつの間にかR229 に変わっている。海岸沿いの道はアップダウンが少なく快調に走れる。忠実にR229を辿って弁慶岬を廻ると寿都(すっつ)町だ。午後六時。今日は宿に泊まろう。晩飯は近くの寿司屋。旨いが、ちょっとぼられたかな? 今日はだいぶ走った。

   
寿都までの海岸風景1(親子熊岩)  寿都までの海岸風景2 
   
 寿都までの海岸風景3 寿都までの海岸風景4 

走行ルート

9/8 今日も海岸沿いにR229を辿る。道沿いに鰊御殿らしい大きな廃屋が点々とある。
 岩内を過ぎると積丹半島だ。泊原発を過ぎ、泊村中心地で鰊御殿とまりがある。ちょっと休憩して周りをめぐってみる。

   
歌棄の浜   鰊御殿
   
 鰊御殿とまり  弁天島
   
水中のヒトデ  神威岬近し 


 道は断崖の下を通っているので、トンネルが多い。それも2キロ、3キロと長いのがいくつもある。最近出来たようで、新しい。前方に神威岬が見えてきた。昼過ぎ、駐車場に到着。キツネがエサをねだってウロウロしている。野生を失った哀れな姿。
 ノンビリと岬の先端まで歩く。素晴らしい光景だ。

   
  岬への道を辿る1 
   
岬への道を辿る2   神威岬
 


 積丹岬のキャンプ場に向かう。途中の入舸で干物を買い、キャンプ場でキャンプ代300円を払うと財布はすっからかんだ。
 荷物を下ろして、積丹岬の浜に下りる(島武意というらしい)。ここもなかなか素晴らしい光景だ。灯台に向かう。夕暮れの景色が何とも言えぬ。ここで日没まで眺めている。圧巻の夕焼けだ。

   
 島武意1  島武意2 
   
積丹岬の眺め  積丹岬灯台 
 

走行ルート


9/9 最終日だ。余市まで50キロ程。ノンビリと走る。入舸から婦美までは地方道を走り、またR229に戻る。ろうそく岩を遠くに眺め、しばらく行くと豊浜トンネルだ。例の事故から何年経ったのだろう。今は横に新しい長いトンネルが作られている。20名の犠牲者に合掌して通過する。恵比寿・大黒岩を見るともう余市市街だ。旧余市福原漁場も見たいが今回はパス。余市駅で今回のサイクリングは終了とする。 

   
キツネの見送り  ローソク岩 
   
 旧豊浜トンネル 恵比寿・大黒岩 

走行ルート