2022 香嵐渓と岩村城
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1)香嵐渓 (愛知県豊田市足助)
 
数年前の11月中旬、ツーリングの途中香嵐渓に立ち寄った。見事な紅葉に息を吞んだが、時間がなかったのでゆっくり見ることが出来ずに通り過ぎた。それで今年は一泊してゆっくりしようと家内と連れだって出かけた。平日だったが凄い人出でさすが全国に知られた名所だと感心した。紅葉はさすがに見事であったが、小生の好みは山中の自然の紅葉なのでこれはさすがに赤すぎだろう。しかし、この紅葉を植えた寺、香積寺、三州足助屋敷の展示や催し物、足助の古い町並み、夜のライトアップなど十分に楽しむことが出来ました。

     
     
  香積寺   
     

2)岩村城跡 (岐阜県恵那市岩村)
 
翌日は足助から1時間ほどの岩村城跡に出かけた。ここは日本三大山城の一つとして知られた城跡で標高700mの山上に豪壮な石垣が残っている。この城は戦国時代、織田信長の叔母が女城主として治政を敷いていたことで知られている。また江戸時代後期には岩村藩から林大学頭家の養子となった林述斎、その弟子筋に当たる佐藤一斎が幕末の儒学者として活躍したことが知られている。
 城跡からは標高差150mほど下に岩村の城下町が望める。街に下りてみると、平日の昼間というのに人影がなくひっそりとした古い町家が並んでいる。面白いのはそれぞれの家の入り口に佐藤一斎の著書「言志四録」の一節を彫り込んだ看板が下げられていることである。