キイジョウロウホトトギス
2022.10.23−24
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 昨年秋、一泊二日で友人と南紀へキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)を見に行った。花の盛りには一週間ほど遅いかと思ったがどうも予定が取れず、まあ少しは残っているだろうと期待して出かけた。
 朝、大阪を出発して、阪奈自動車道を走り、途中白浜とれとれ市場で今夜の食料を買い、すさみICから県道38号線で周参見川を遡る。幸い今日は快晴だ。メインの場所は古座川一枚岩の自生地だが、途中の佐本西野川に栽培地があるようなので先ずそこに立ち寄ることにする。周参見川からトンネルを抜けると道は古座川支流の佐本川沿いに下ってゆく。やがて、西野川集落への道を分けるところにキイジョウロウホトトギスの案内板がある。細い道を少し入ると数軒の農家がある集落に出た。集落のあちこちの石垣に黄色い花が咲いている。少し盛りは過ぎているようだが、、十分に見応えがある。普通のホトトギスの花とはちょっと形が異なるが、上臈と名付けられるだけあってたおやかな姿をしている。ひなたぼっこをしている老人と話すと、昔はこの集落にも数十人の住民がいて花の世話をしていたが、今は数人しか残っていなくて十分な世話が出来なくなったとのこと。
 さて次は、古座川一枚岩の自生地だ。一枚岩のどの辺りに咲いているのか情報がなかったが、今夜は道の駅のキャンプ場で一泊するので探す時間はたっぷりある。キャンプ場に車を入れて、花を探しに出て行くと何のことはない、道の駅の反対側の崖にいっぱい咲いている。ゆっくりと鑑賞できる。
 一枚岩直下の川沿いのキャンプ場で鉄板焼きをしながらお酒盛り。テントを張るのも面倒なので、年寄り二人の車中泊。トヨタシエンタにして、車中泊が大変楽になった。
 翌日も快晴。予定では嶽の森に登るつもりであったが、相棒はあまりその気はなく、小生も2回登っているのでまあ止めておこうかということになった。年はとりたくないものである。代わりに滝ノ拝を見物に行く。あとはわたらせ温泉で大露天風呂に入り、高野龍神スカイライン経由で帰阪しました。

     
     
     
佐本西野川集落   古座川一枚岩  古座川一枚岩 
     
     
     
  滝ノ拝  滝ノ拝