富士山・青木ヶ原樹海 (2007.08

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タイツリオウギ

ムラサキモメンヅル

ヤナギラン

オンタデ

夜の登山道

剣が峰ご来迎

剣が峰

宝永山を見下ろす

須走口下山道

キオン

カラマツの中の道

ブナ林

 八月最終の週末に富士山に登ってきました。64才にして初めての富士登山です。「一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」といわれますが、その意味が解ったような気がします。

 第一に、登山者が多すぎる。それも大半は山が好きで登っているというより、日本一高い場所という観光の名所を訪れるという感じで登っている。

 山小屋のサービスが悪い。カレーライス一杯の夕飯は340年前の南アルプスの山小屋を思い出させた。

 登山道が単調だ。火山岩が細かく砕けた道を大勢が歩くので砂塵がモウモウとたっている。

 新しい火山だから、植生も非常に単調である。北アルプスで見られるような高山植物がほとんどない(見られた花はオンタデ、ヤナギラン、タイツリオウギ、ムラサキモメンヅル、キオンなど)。

 下りは樹海の中を抜ける精進口登山道を通りました。ここは、カラマツ、ブナ、ヒノキ、マツの天然林と樹相が下るにつれて次々と変化して素晴らしかった。秋に歩くとさぞや美しいことでしょう。ただ、ウンザリするほど長い。マウンテンバイクで走るとちょうど良いのではと思いました。