七月下旬、さすがにもう梅雨が明けるだろうと見込んで中央アルプスに行ってきました。ここ二十年ぐらいご無沙汰をしている南駒ヶ岳に登ってみたかったのです。
伊奈川ダムまで車で行き、車の中で一泊、早朝今朝沢沿いに越百山を目指しました。越百山頂までは小雨で、シマッタ早すぎたかと思いましたが、稜線に出ると雨は止んで南駒ヶ岳が顔を出してくれました。仙涯嶺を越えて南駒の登りでは4リットルの水が堪えました。南駒を越えて擂鉢窪の避難小屋にようやくのことでたどり着きました。小屋には雨水を溜めたタンクがあり水の心配はなかったのでした。
30人ほどは泊まれる小屋に今夜は10人、ゆっくりと寝られました。夜中小便に起きると満天の星。今夜が梅雨明けだ。
翌日は予想通りの快晴。空は抜けるような碧色だ。擂鉢窪の花畑で写真を撮りながらのんびりと稜線に登る。ついでに南駒ヶ岳にも登り返し、頂上の風景を楽しむ。縦走者はもう通り過ぎたのか、頂上には誰一人いない。空木岳に向かう頃になって、駒峰ヒュッテや殿越小屋からのピストン組がやってくるが、中央アルプスでも外れのこの辺りは人が少ない。
この時期は山頂は別として、上り下りが暑いのであまり山には登らなかったのですが、花を見るならやはりこの時期ですね。写真はほんの一部です。半分ぐらいは名前がわかりません。
あまり稜線でのんびりしすぎたので、殿越小屋から伊奈川林道に下り、出発点の駐車場に戻ったときは、もうすっかり日が陰り、もう残っている車は1、2台でした。
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